今回は私にとってこの作品の中で1番印象深いシーンの紹介です。
画像の上中下と同じ一連のシーンなんですが、アクシズ地球落下阻止の作戦の作戦会議の様子です。
会議冒頭では皆、楽な姿勢で食事をしたり、ドリンクを飲んだりしながらの割と和やかな雰囲気で始まります。
これはロンドベル隊が正規の地球連邦軍の中には属さずに単独行動が取れる、ある種の独立部隊であり、戦争にならないと思っていた正規軍は行動を起こしていません。
すなわちロンドベル隊のみが戦争を想定し準備をしているわけで数や戦力で圧倒的に不利なんです。
その特殊部隊のような場所にいる兵士は、強い志をもっているものが多くいつ死んでもおかしくない最前線にすすんで行くわけですから
常に緊張を強いられているわけで、せめて交戦状態以外ではリラックスできるように との船長ブライトの配慮であるという説明が小説にはあります。
画面中央、アクシズを破壊し、地球落下を阻止する為の作戦は違法に入手した核ミサイルで外からの破壊。
そのミサイルが阻止された場合は内部に爆薬を仕掛けての破壊、2段構えでの作戦の説明をします。
しかし、内部爆破というのは、既にネオジオン軍がいる中に戦艦特攻をかけて、上陸しなくてはいけないというまさに 帰れないかも知れない特攻作戦なのです。
この時ブライトは敬礼をして 皆に一言を告げます。
「すまんが みんなの命をくれ」
この作戦の意味、ロンドベル隊員としての使命、それを理解している隊員達は次のシーンで全員起立して敬礼をしています。
さっきまでハンバーガーを食いながらのシーンとは対極的なシーンです。
これが戦争なんだと感じる名場面です、ちなみにここで私は泣きそうになります。
ちょうど音楽もここで良いタイミングで流れるんですよね。
こんな事を各シーンで読み取りながら観る逆襲のシャア。
これを書いていてまた観たくなってきました。
次回はモビルスーツ戦と死について書こうと思います。
その6に続く
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